塩の結晶づくりが面白くてドハマりしてきた件

ゲームと同じくらいの面白さがある

先日、塩の結晶を作るということにチャレンジしてみました。

その後なのですけども、大変、ハマっております。

試行錯誤しながらチャレンジする感がまず面白いです。
うまくいかなかったとき、「あぁ……、今回もうまく作れなかった……、もう一度やり直しだ」ってなるんですけども、これがまた面白いんですよね。
もちろん仕事とかだったりするとつらいと思いますけども、好きでやっていることなので楽しい。

ゲームでいうといろいろ考えた作戦をミスったもののまだやりようがあるような感じだし、アニメやマンガでいうとループもので脱出失敗したときのような感じで繰り返すことになりますけども、ループもの好きなのでね……。

ループものというと、そういえば先日、漫画の「運命の巻戻士」がアニメ化記念で期間限定で全話無料公開されていたので読んでみたら面白くて、4時間くらいかけてどうにか読み終えました。
これは続き気になります。

話がそれましたが、そんな私の塩の結晶づくりへの挑戦で、今のところわかってきたことを書いておきたいと思います。

[1]種結晶づくり

塩の結晶づくりとしては大きくは2段階あります。
1段階は結晶の核となる小さめの種結晶づくり。そして2段階目はその種結晶を大きく成長させるフェーズです。

100mlの水に、40gの塩をなるべく溶かして作った飽和食塩水を大きめのシャーレにいれるところから始めます。
なお、「シャーレ」じゃなくて「ペトリ皿」と呼ぶのが今は学校教育的には主流ですけども、個人的に「シャーレ」の方が言いやすいのでこっちでいきます。

というわけで、私は適当に買った直径90mmのプラスチック製のシャーレに入れています。

これを放置して水が蒸発していくとどうなるのか、ということなのですけども実に多種多様な感じで、今の私のやり方ではまだその法則をつかめておらず思ったようにいきません。
次のようないくつかのパターンに分かれます。

[1-1]きれいな種結晶がいくつか発生するパターン

1辺3~5mmくらいの透明に近い四角形の結晶が出てくるパターンです。

これは透明な結晶を目指すには成功パターンだと思います。
ある程度育つと1~2日放置しても違いがみられなくなるので、種結晶を収穫して完了となります。

たぶん、大きくなるほどに結晶の成長に使われる塩の量が増えるので、一定のペースで蒸発していった場合成長速度はどんどん低下しちゃうという状況かと思います。

このまま長期間放置するというやり方でも拡大していくとは思いますけども、大きくなった結晶同士がくっついたり、理想的でない結晶が発生している場合にそちらの成長にも塩エネルギーがもってかれるので効率が下がります。

[1-2]細かい結晶がたくさん発生するパターン

2~3mmくらいの結晶が多めに発生することがあります。

このパターンだと、立方体の結晶の比率は少なめな感じがします。斜めにそびえたつタイプとかもあってそれはそれで面白いのですけども。

このパターンが結晶数が多くて、一定以上までいったときからやはり成長が低速になるのでどこかで収穫することになります。

2mmくらいあれば、次のフェーズでさらに成長できることもわりと成功しているのですけども、失敗すると次のフェーズで溶けて無になる場合があります。
種結晶の収穫の時期が難しいです。

[1-3]もっと細かいのが多数出てくるパターン

これがまた判断が難しい。

ちょと写真がぶれててわかりづらいですが、今回はわりと立方体が多いもののいかんせん小さすぎるという状況です。
これまた、多数結晶があるせいで成長が急激に鈍化しますのでやり直そうか悩んじゃうところです。

[1-4]砂浜状態パターン

シャーレ内の広範囲に細かい塩が出てくる状態です。
光を当てるととてもキラキラしていてきれいなのですけども、結晶づくりとしてはGAME OVERです。

以下の写真は初期のころに[1-1]くらいの状態から、複雑な形になっちゃった種結晶をピンセットで取り出してからの数日後なのですけども、ピンセットでつついたあたりを中心に砂浜状態になりました。

その後もなんどか砂浜を経験しましたがこれになるのはだいたい次のパターンです。

  • シャーレ内の一部の結晶を取り出した(これやるとほぼ確実に砂浜になる)
  • 作ってすぐの食塩水を使った(一晩おけば大丈夫っぽい)
  • シャーレ内の一部の結晶を取り出したいので、シャーレに入っていた食塩水を退避して、シャーレを洗ったあとに、その食塩水をまたシャーレに戻した(これやると砂浜になりがちな気がする)

こうなると、もうどうにもならないのであきらめるしかなさそうです。
ただ、捨てるのはもったいないので食塩水は回収して、コーヒーフィルターでろ過してからもう1回使ったりしてみていますが、改めて砂浜になるケースも多い気がします。

[1-5]白い結晶が爆速で誕生するパターン

白い結晶が数時間目を離したすきに急にできているパターンです。

これは無だった状態から短時間でいきなり発生するのでビビります。
この結晶については、若干もろいのですけどもこれはこれで面白いので回収、成長させてもいいかもしれません。

これが発生するのは今のところ、なかなか種結晶が出てこないシャーレについてフタを開けるなどして水の蒸発速度を上げようと対策したときに出ます。
つまり蒸発速度早すぎのときになりますね。

種結晶召喚のポイント

そんな感じですけども、蒸発の速度が早すぎると失敗。
遅いからと言ってフタ開けたり、食塩水をつついたりするとこれまた失敗しがちです。

蒸発の速度コントロールというのがとても難しく、またどうなるかわからないので面白いところでもあります。

私は、シャーレにふんわりラップをかけるとか、ぴっちりラップをかけて小さい穴をいくつか空けるといったことを試しましたけど、ラップはふんわりさせすぎて着水してしまう事故、1個1個小さくラップする面倒くささ、穴を開けようとして水面をつついてしまう事故などがあるので今はシャーレのフタを普通にしてそのまま、という形でやってみています。

というのもフタをよくみたら基本的に3カ所くらいに小さな突起があるので、フタをしたときにフタはすこし持ち上がって隙間があるみたいなのですよね。

今のところ私は4種類のプラスチックシャーレを買った中ではどれもついていたので、プラスチックシャーレ界では当たり前なのかもしれませんけども、とにかくそこから少しずつ蒸発してもらうことにしています。

ただ、これは今の私の部屋の室温、湿度、エアコンの風当たり、などの状態での話なので季節が変われば状況が変わる可能性ありです。やってみないとわからないですね。

そんな感じで種結晶を収穫出来たら、次は小さめのシャーレで種結晶を育てていきます。
なお、種結晶を取り出して水気をとって乾燥させてチャック付きの袋に入れておけば後でも成長に使えることができてはいますけども、水気をとるときにティッシュの上に少しおいておくとティッシュにへばりついて大変なことになりますので注意が必要です。
水気とったあとに、別の乾いたティッシュに転がしておくのはまだOKでした……が、ティッシュの繊維が混入してしまう可能性が高まるのでクッキングシートの方が安心して作業できました。

[2]結晶づくり

というわけで、続いて種結晶を育てます。
今度は小さめのシャーレでいきます。

シャーレに飽和食塩水を入れて結晶入れるといいのかというと、おそらくそれもまた砂浜状態が発生します。
ギリギリの状態の食塩水はとにかく塩を固形で出そうとしてくるので油断大敵。
というわけで、先にシャーレに水(私は普通に水道水)を1滴(状況によって2~3滴)入れてから食塩水を入れて、最後に結晶を置きます。
飽和していない分だけ成長スタートが少しだけ遅くなりますけども、砂浜になりそうな細かい破片はその水に溶けてもらえるので安心です。

というわけで、こちらでまた放置してみるわけですけども、たまには(2~3日とか、あるいは1週間とかに1回)様子を見てあげた方がよさそうです。

[2-1]順調に成長しているパターン

種結晶が大きくなってきているパターンです。

これはもう見守るだけです。今度どうなっていくのか楽しみですね。

[2-2]種結晶が溶けちゃったパターン

実は2枚くらい上の写真で2つのシャーレで発生しているのですけども、種結晶がロストしてしまうパターンです。

これはシャーレを準備するときの水が多すぎたパターンです。
最初、私は3滴入れるようにしていたのですけども多すぎだったみたいで、小さい種結晶が消えちゃいました。

数日したらまたできるかな?と思ったのですけども、なぜかなかなかできず、ゲームオーバーと判断しました。

[2-3]種結晶以外の結晶が発生したパターン

まれに狙っていた以外の結晶が出てきちゃったパターンもあるみたいです。

これはこのままでもよさそうですけども、塩の取り合いで成長が遅くなったり、どこかでくっついてしまう可能性もあるので、種結晶と同じように取り出して別のシャーレに分けた方がよさそうです。
特に、たまに結晶が浮いて自由に動くような状態がありますが、それだとどうなるかわからないのでやはりバラしたほうがよさそうです。

[2-4]直方体かとおもったらなんかちょっと違うパターン

直方体の種結晶を使ったはずが不思議な形になってしまうパターンもあります。

これは種結晶を取り出すときに欠けてしまったとかがありそうです。

まあこのパターンについてはこれはこれで個性があって面白いのでそのまま成長でいいと思います。

ちなみに、私の初代の結晶で成長を続けているのはこれです。

まだ1cmいっていないくらいですけども、いい感じに成長している感じあります。
大きくなるんですよ。

なんかソシャゲ感もある

そんな感じですけども、道具があれば並列で育てまくることができるわけでシャーレ増やしまくっています。

種結晶は直径90mmのシャーレ、結晶本体は60mmのシャーレを使っていましたが、どうやらそんなにすぐはでっかくならないということがわかってきたので、結晶本体用には30mmのシャーレを用意してみて、今小分けしてチャレンジしてみたところです。

結晶が出来上がるのを待って、できてきたら手持ちのシャーレにセットして、ただし課金することで手持ちのシャーレを増やすことができて……っていうのがちょっとソシャゲ感あるなと思いました。

シャーレ調達の注意点

で、シャーレ(ペトリ皿)ですけども、Amazonで調達しようとすると結構出品者が国外のパターンの安いものが出がちです。

私はもちろんなるべく安くて、かつ、配送日が遠すぎないものを選んでかったわけですが1回、激安なシャーレを買ってみたらそもそもの梱包が適当すぎるのかシャーレに別のシャーレが無理やりハマっちゃった状態になったりして割れたりヒビ入っていたりすることがありました。
1袋にガチャガチャ入っているような感じでしたもの。

18個セット中5個が破損状態だったものでいつもなら返品していたところですけども、返品の時間がもったいなかったのと、破損分を除くと結果的に他のシャーレと同じくらいの値段だったのでレビューに★1を付けたうえで使うことにしました。

その後慎重になって探してみたところ、モノタロウでいいのを見つけました。
送料は別途500円とかかかるものの、30mmのシャーレが10枚で86円(これを書いている時点で)などという安さ。うれしくなってしまって60枚注文してしまいました。

PS-30 ディスポシャーレ PS製 滅菌済み モノタロウ 1パック(10組) PS-30 - 【通販モノタロウ】
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実際届いてみても安心できる梱包だったのでシャーレをまとめて買うならこちらがいいかもしれないと思いました。

しかしながら、Amazonも当たり外れはあるものの悪くはない選択肢だと思います。
ただし、1回買って当たりだと思ったシャーレが次買おうとしたらなくなっていた(別の出品者のものになっていた)ということもありましたので運要素が大きいです。

まとめ

現状はこんな感じでした。
ほとんど放置で他の趣味と並行して楽しめるので、これまたいい趣味かと思います。

……思いますが、先日、職場で「最近家で何やっているんですか?」と聞かれたときに口が動かず「塩の結晶を育てています」って言えなかったのです。
「えっ?」とか聞き返されるのが怖くて……。

大きな結晶ができたら、今度は聞き返されたとしてもほら、こんなのです!と堂々と写真見せられると思うので、それも目標の一つとしてやっていきたいと思います。

おわり。

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