長いお付き合いのProコントローラー
ときどきこのブログに出てくることもあるのですが、私がSwitchで長きにわたりお世話になっているProコントローラーはこれです。

スプラトゥーン2 エディションということで、調べてみたら2017年発売ですって。
もう8年一緒にいる……。
そんなProコンは今はSwtich2につないだりしていて、時代を超えて今日も元気です。
……と言いたいところでしたが、メニュー画面操作しようとしたらなんかカーソルが勝手に動いちゃう事象が出たのでした。
カーソルを右に持って行った後に、スティックから手を離すと左に戻って行ってしまうのです。
あらら、これは前(2年前)にもLスティックが似た感じになったことがあったけど、また調子悪くなっちゃったなと思いつつ、とりあえずProコン外してJoy-Conで遊んで寝たのでした。
そう。
見ないふりをした。
2年間に修理したときめちゃくちゃ大変だったという記憶がすごくて、目を伏せるしかなかったのです。
普通にJoy-Conあるからいいか……。
よくない
いや、よくないですよ。
長く遊んできたこのコントローラー、ここでお別れでいいのか?
スティックだけでしょ?調子悪いのは。
2年前にスティックの部品買ったら4個ついてきたからまだ3個残っているでしょ?
やるだけやってからあきらめようよ!
そんな気持ちで目が覚めて、スティックの修理に再挑戦することにしたのでした。
まあ、Switch2のProコンを買おうとすると結構高いというのも理由ではあります。
では、1のほうのProコンを買い直すのはどうかというと、2のProコンについたGL/GRボタンを体験したいという気持ちもあるので今から1を買い替えるというのもちょっと躊躇してしまいます。
(ただ、これ書いている時点では値下がりしてきたみたいで6,000円台になっているようで、心が揺らぎますが)
また、スリコのコントローラーもあるしやっぱり新たに買うよりは直せるなら直したいところ。
ということで修理に再挑戦したという日記になります。
現状確認
とりあえずはLスティックの現状を確認してみましょうということで、スティックの補正の画面でスティックを動かしてみました。
すると……、

下に倒して指を離したときに、やけにゆっくりと戻ってきたり、あるいはうまく戻ってこなくて途中で止まっちゃうことがある模様。
やっぱダメっぽいですね。
左かと思ったけど下だったことに若干の違和感を覚えつつも、前回の修理から2年間はもってくれたLスティックの再修理を進めていきます。
やります
というわけで、まずは淡々と分解していきます。
ネジの位置が結構わかりづらかったりするのでネットを参考に……。
それにしても結構、ネジ山がなめ(潰れ)かけていて危ない。
これ以上行くと二度とネジが回らなくなりそうなところもあります。
あちこちのネジが結構弱い感じがします。これも長年経った影響か……?
とはいえ、まあこういう修理も今後何度もやることないでしょうからなんとかなるでしょう……。
おそるおそるかつ大胆に分解していくと基板とこんにちは。
Rスティックを下に動かしたらひっそり見える「THX2 ALLGAMEFANS!」をくっきり見ることができてちょっと嬉しいです。

おそらくさすがに次は2のProコン買うでしょうし、もうこんな分解することないでしょうからしっかりと見るのは見納めではないかと思います。
そんな感じで、久しぶりのはんだごてを取り出して温めて、今ついているスティックの部品を取り外します。
これが一番大変だったんですよね……!
はんだが取れなくて、結果的に部品が取れない。
前回のブログをみると、どうも2時間以上かかっています。
前回、簡易的なはんだ吸い取り器を使ってはんだの取り除きをしたので、今回もそれでいこうとしました……が、どうもうまくいかない。
吸い取り器が劣化しちゃったためなのかわかりませんが、これは本格的な吸い取り器を用意しないといけないのか…?という感じでしたが、試しに前回以降に買ったはんだ吸い取り線(後述)を使ったところ、少しずつ取れる模様。
なんだろう、なんか前回と雰囲気違うな……と思いつつ、なんとか取れました。

今回も1時間はかかりましたけども、前回と比べれば半減したので良かったです。
で、取れてしまえばわりとこっちのもんで、新しいのを差し込んではんだ付けして組み立てたら終了です。
なんか今回ははんだ付けも結構簡単でした。なぜだろう?私がスキルアップしてしまったのか?!
とにかく、この辺は作業がトントンと進んだので写真撮ってなかったのですが終了しました。

動作検証
というわけで、再びスティックの補正画面で試すとキビキビと動きます。
スティックを下にしてもシュッと戻ります。
いや~トータルで2時間はかかったけどやってよかった~。
一応、スティックの補正もしておいてこれでさっぱり。
できるじゃん、私。
ついでにRスティックも補正とかしちゃう?
伏線回収
はい。
次の瞬間、Lスティックの補正画面を見たときに、「左かと思ったら下にズレていた」という違和感の原因が理解できました。
Rスティックの補正画面です。

今回Lスティックを修理したけど、そもそもおかしかったのはRスティックだったという現実がそこに――
メニュー画面でのカーソル移動といえばLスティックと思っていたことと、前回修理したのもLスティックだったので調子悪くなるとすれば使用頻度の高いLスティックだとおもっていたこと。
これが私の敗因です。
さすがにくじけて寝た。
不死鳥のごとく
けども、翌日やはりここでやめてどうする、という気持ちが沸き上がり再始動することとしました。
大丈夫。2回できていれば3回目もいけるさ。
なんとか気持ちを奮い立たせたのでした。
めっちゃなめてる
と思ってたら、1個目のグリップのところのネジ山がなめちゃって外せないでやんの!!!
昨日、うまくいったうれしさでドンキーコング並みのパワーが出たんでしょうね。
もう外せなかったらいきなりゲームオーバーですよ。
で、「ネジ なめた」で検索していろいろ挑戦するもうまくいかず、最終的には接着剤をドライバーの先端に付けてネジ山に突っ込むということをしたのですけどもうまくくっつかず。
ダメだこれ……。
ということで、なめたネジをとる器具を検索するも、いや、それ買うくらいならもうさすがにProコン買い替えれば……?という考えも。
いや、とはいえ、ここであきらめるというのも……。
そんな葛藤をほどした後、悩みながらMAXパワーでドライバーを押し込みながら回したらギギギとなって回り始めましたね。
やはり世の中、パワーなのか。

そんなわけで、一発目のネジで10分以上かかってあきらめかけましたががんばりました。
私はえらい。
えらいと自分で思っていないととても続けられない。
そんな感じもありましたが、最難関のはんだ除去がなんと30分で完了しました。
わかりづらい写真ですけど、15ピンくらいあるところ、なんといきなり14ピンのはんだ除去に成功して1ピンだけダメだったのでそこだけもう1回除去してみたらスポッと軽く抜けました。

これ、Proコンのスティックのはんだ除去の攻略法わかったかも。
Lスティックと比べると、今回初修理のRスティックのはんだが結構しつこくてなかなか溶けなかったのです。
Lスティックは前回確かに2時間かけるなど苦労したものの、そのときに手持ちのはんだではんだ付けしなおしたので今回の除去では融点が低くてやりすかった模様。
ということで、
①基板についているはんだを少し溶けるまで熱する。
②溶けかけた瞬間に手持ちのはんだをその上にさらに少し溶かして、こての先でちょっと混ぜる感じにする。
③はんだ吸い取り線を当てて上から熱する。
という手順で行くと、元のはんだが一緒に溶けてくれるようになるようでよく吸い取ってくれました。
ただ1回だとまだ残っている感じがあたので、さらにこれをこれを繰り返してみると部品が差し込まれている穴がクリアに見えるところまできれいに取れました。これを1ピンごとにやればOK。
いや~、はんだ吸い取り線って、これまではんだごて買ったときにお試しで少しついてきたのを使ったことはあったのですけども、それだとそこまで吸ってくれなかったのです。
今回はきちんと買っていたのを使ってみたとところはんだを吸うこと吸うこと。
大変気持ちよかったです。

ただし、熱くなるのでケース持ってねと書いてありましたが……、

私がモタモタしていたためか、ケースまで熱くなっちゃって溶けました。

なので、1cmくらいの長さにカットして、ピンセットでつまみながら使ったらいい感じでした。
写真は下が吸い取り前、上が吸い取ったあとの吸い取り線です。

そんなわけで、また「THX2 ALLGAMEFANS!」を間近で拝むことになりました。
しかも部品が無い分、昨日よりも見やすい。

そういえば、部品交換後のはんだづけもすごいスムーズにできるので私がうまくなったのかと思いきや、たぶんこれも今回から使い始めた新しいはんだのおかげな気がしてきました。

私は何も成長していない。
という感じでしたけど、組み立てたら無事動きました。
動作確認もバッチリ!これにて終了です。
あ、ただ、ネジはダメですね。
ひとまずグリップはマスキングテープで押さえておいて、新しいネジを買ってみることにしました。

手持ちのノギスで測った感じでは、ネジの直径2mm、長さ8mmっぽいので、M2×8みたいなネジでいいのかな……?という感じでネジのセットを注文してみました。
届いたら試してみます。
サイズが何種類もあるからどれか合うでしょう。
まとめ
そんなわけで、紆余曲折しましたがなんとか復活に至った次第です。
自己責任になるのでお勧めはしませんけども、やはり久々のスリルがある作業でした。
自分の手でとどめを刺してしまったら悲しすぎる。
そんな感じですが、まだ部品が1個残っているので、最低あと1回はまだ修理できるかもしれません。が、壊れないことを祈ります。
おわり。
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